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ごった煮
気が向いた時に更新する箸休め的SS放り込みBlog。 二次は腐ってたりアンチしてたりもするので注意されたし。
Admin / Write
2025/06/18 (Wed) 21:18
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2020/05/29 (Fri) 18:13
■夜明けの皇国

・異世界異能ファンタジー
・男装あり女装あり百合疑惑薔薇疑惑ありのシリアス

*あらすじ*
 仕事を終えたグレン・シラスは帰宅の為に夜道を歩いていた。
 「法印術士(シーラー)」と呼ばれる特異能力者の中でも希少な転移の「法印術(シール)」の使い手であるグレンは、夜の裏路地で複数の男に絡まれる見覚えのある少女を助ける。
 しかし、近所の雑貨屋の娘である筈の彼女は、どうにも挙動不審だった。
 一人暮らしである筈なのに家出したと言い、泊めてくれと頼んでくる少女を、グレンは不審に思いつつも家に迎え入れるが―――


■月桂樹の冠

・異世界ファンタジー
・タイムスリップもの

*あらすじ*
聖暦642年。
見合い相手の領主子息が行方不明となり、その父で男やもめの領主と結婚させられるかもしれないと聞かされ、メイベル・リーヴスは思わず家を飛び出した。
「何がローランス家よ! ちょっと島と本土を繋ぐ航路を扱ってて、島への物資を扱ってて、島に対面したショボくて小さな港町を取り仕切ってる領主なだけで!
……断れないじゃないのよぉ……!」

聖暦1658年。
巫女見習いの少女カレンは嘆いていた。
賄賂が横行し、精霊石による奉仕活動にも寄進を要求する、腐敗した神殿に嫌気が指していたからだ。
「女王陛下が知ればお嘆きになるわ……」

聖暦642年。
メイベルは島の奥の洞窟に籠城に向かう途中、ヴェルンと名乗る青年と出会った。
「旅人?」
「まあね。ここで何を?」
「ローランスの色ボケジジイがあたしを娶る事を考え直すまで、暫くここに篭って隠れるのよ」
「はあ……」
「ついてこないでよ」
「いや、中に何があるのか気になるし」
「気分が悪くなっても知らないわよ」
「?」

聖暦1658年。
カレンはいつも通り定時の祈祷をしていた。但し、少しでも願いが届くようにと、魔法陣に必要外の精霊石を配置して。
「偉大なる始祖にして開祖たる、マーヴェル・ローランス女王陛下……。どうか、この神殿を正しき方向へとお導き下さい」

聖暦642年。
洞窟の最奥にて、メイベル達の足元が光を放った。


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