2013/05/29 (Wed) 15:08
******* 07: 愚者の狂想曲-2
エイト達に面会は数日後だと教えてドニの宿屋を紹介し、見送ってから旅の準備をした。
念の為、修道院、特に院長の別館に念入りにマジックバリアやスカラを掛け、別館には更にマホカンタも掛ける。
あまり効果は無いだろうが、嫌がらせ程度にはなるだろう。
修道院全体にマホカンタを掛けた方がもっと効果があるのだろうが、教会内で癒しの力を振るうのに支障が出るかもしれないので諦める。
早朝、アスカンタまで飛んで馬を借り、遭遇する魔物を魔法で蹴散らしながら貴族の屋敷へ向かった。
魔法を覚えた状態で『戻って』これたのは良かった。
『前』の時は遠出には聖水を抱えて行ったものだ。
まあ、逃げまくっていたおかげですばやさも高かったのだが。
想定していたより時間的なロスもあまり無く、予定の時間より僅かに早く相手の屋敷に到着した。
庭の手入れをしていたメイドに用件を告げ、取り次いでもらう。
「やあ、よく来てくれましたな!」
そう言って自分を迎えた貴族は、予想していたよりもずっと貴族然としていた。
もっと強欲そうな、下碑た男を想像していたのだが、程よくガッシリとした体格をしたその男は、糊の効いた清潔そうなシャツに袖を通しており、整えた髪やヒゲには高潔さすら感じさせた。
ただ、その目だけはギラギラと野心的な輝きを見せている。
「ささ、早速ですが当家の礼拝堂はこちらです」
言って、ククールの背に手を回してきた。
触れる手に僅かに鳥肌が立つが、何とか顔に出さないようにする。
案内された礼拝堂は見事なものだった。
女神像はリブルアーチの一流職人が丹精込めて作った一品だろう。
並べられた椅子や、天井を支える石柱にも細やかな文様が刻まれている。
天井にも美しい絵画が描かれており、またステンドグラスや絨毯も非常に美しかった。
そのどれもが調和が取れており、しかも新しい。
出来上がったばかりのようだった。
「先日完成しましてな。最初に噂に名高い『賢者』殿に使って貰いたいと思いまして。無理を言って申し訳ない」
「いえ……」
礼拝堂の美しさに見蕩れながら、生返事をする。
肩を抱き寄せてくる男すら気にならない程の出来だった。
成金と聞いていたので、もっと金が掛かっている事をアピールするような、悪趣味な礼拝堂だと思っていたのに、また予想を裏切られた。
どうやらこの男、趣味やセンスは良いらしい。
しかし、ずっと見惚れているわけにもいかない。
貴族の男に祈祷の準備をするからと告げ、屋敷の者を全員呼ぶように頼んだ。
「主よ、この者に加護を……」
型に沿った祈祷をし、男や屋敷の使用人へ順々に祝福を与える。
杖を使った術『祝福の杖』だ。
『賢者』にしては小手先の猪口才な誤魔化しだが、意外に効果がある。
傷が癒え、疲れの取れた者は軽い驚きと共に、ククールの力を信じるわけだ。
全員に祝福を終え、祈祷を終了したところで、屋敷の主人から夕食の誘いを受ける。
基本的に、食事の誘いは受けることにしていた。
マルチェロからも常々「どんどん食って来い。そして食費を浮かせろ!」と言われているからだ。
正直、ククールもこれには同意する。
それに、祈祷の日は相手側のそれがある事を予定にしっかり組み込んでいるらしく、修道院にククールの分の食事が用意されないのだ。
後から一人寂しく自分の分だけ作るのも面倒であるので、食べていくのが効率的である。
食事はククールと主人の二人で取った。
男は独身で、結婚の予定も今のところ無いらしい。
「相手は目下募集中ですよ」などと軽口を振ってくる。
会話は流行や情勢についてで、口が上手いこともあって楽しかった。
正直、噂に聞いていた男の評判が嘘のようだ。
しかし。
(あ、まただ……)
時折、舐めるような、獲物を見定めるような目で自分を見ている。
その意味深さに気づかない振りをして、ニコリと笑って返しながら、不安を押し隠す。
だが、泊まっていけと言われたら速攻で断ろうとは思った。
帰りはルーラで一発だからと言えば、向こうも反論できまい。
食後の果実酒を注がれ、礼を言って口にしながら、そんな事を考える。
だが、少し遅かったようだ。
「夜も更けてきましたし、そろそろお暇し……ま……、…………?」
唐突に声が出なくなった。
いや、それどころか、段々と手足の感覚が無くなっていく。
マヒ状態だ。
「ああ、効いてきたようですね」
その口ぶりで理解する。
食事か酒に何か仕込んでいたらしい。
(初対面の相手にそこまでするかこのオヤジーーー!!)
パクパクと唇を動かすが、喉から漏れるのは呼吸音だけだ。
それすらも覚束なくなり、椅子から転げ落ちそうになった所を、近寄ってきた男に抱きとめられた。
男がベルを鳴らして使用人を呼ぶ。
少ししてやって来たメイドに、男が命じた。
「どうやら酔いが回ったらしい。休ませるので部屋の用意を頼む」
「……承知致しました」
メイドもククールが何をされたか察したのだろう。
しかし、雇われの身ゆえか、助けてはくれない。
立ち去るメイドを見送りながら、男がククールの頬に軽く口付ける。
「ふふ……、私は美しいものが好きでね。手に入れずにはいられないのだよ」
ぞわり
全身にトリハダが立った。
(キメェ……!)
キモイのとサムイのとで、ドン引きだ。
そうして無理やりに口を開かされ、何かを飲み込まされた。
「痺れ薬は即効性のものを使ったのでね。すぐ切れるだろうからこれは保険だよ」
どうやら薬のようだ。
催淫剤の一種だろうと見当をつける。
『昔』に使われたものに、似た味のものがあったからだ。
男はククールが薬を飲み込んだ事を確認すると、そのまま抱き上げて寝室へと運びこんだ。
ベッドに横たえられた後、男はシャワーを浴びに行くと言って部屋から出ていった。
一人残されたククールは、酷い焦燥に駆られる。
(マズイマズイマズイマズイ……)
このままでは本当に後ろの貞操が危ない。
それに本気で恐怖を覚える。
かつてはこんな行為、何とも思ってなかった。
だから自分でも、自分がこれほど焦っている事が少し不思議だった。
きっと、昔はそういう事に関して深く考えていなかったからだ。
いや、もしかしたらどこか感覚が麻痺していたか、無意識に感情を封じていたかしていたのかもしれない。
軽い男と言われた自分が、何故そこまでして修道院に居たのか理由を考えて、マルチェロの顔が浮かび、慌てて掻き消した。
自分がそんなに健気な性格なワケが無い。
それに、もしそうだとしてもあの男が自分に何かを返してくれるワケでも無いのだ。
そう、それを自分は知っている。
そんな事を考えている間に時間は過ぎ、痺れは段々と抜けてきた。
しかし、未だに舌は回らないし、歩くのも覚束ない状態だ。
それでも何とか脱出しないと、と考えたところで思い出す。
道中倒した敵が落としたキメラの翼を、服の隠しポケットに入れていた事を。
どうせならまんげつ草を落としてくれていれば、とも思ったが、チャンスには違いない。
杖こそ取られたものの、碌な所持品検査も無く放置されたのは、敬虔な修道士として暮らしていた自分に神が加護を与えてくれたからだと解釈して、ギシギシと身体を左右に揺らして動かし、反動をつけて寝台からゴロンと転がり落ちるようにして移動する。
幸い、寝室にはテラスに面した扉があり、しかもククールが動けないと踏んだのか、鍵も掛けられずに半開きになっていた。
ゴロンゴロンと何度か床を転がってテラスへの扉の前まで移動し、軽く体当たりして開ける。
テラスの端には屋根が張り出していないのを確認。
柵に乗りあがれば、障害物は無くなるだろう。
そこなら、キメラの翼を使える。
指はまだ殆ど動かないが、腕には何となく感覚が戻ってきた。
どうにかポケットに手を突っ込ませ、引っ掛けるようにしてキメラの翼を取り出す。
そうこうするうちに、手の感覚も多少戻ってきた。
キメラの翼を指の間に挟むようにして掴み、ずりずりと身体を起こして柵に凭れて座った状態になる。
無理をした所為か、何だかやけに疲れた。
あるいは先程飲まされた薬の影響が出始めたのかもしれない。
荒い息を抑えつつ、テラスの柵の間からちらりと外を見る。
真下は厩舎らしい。
ククールの乗ってきた馬が繋がれていた。
だが、こうなったら諦めるしかない。
足も喉も、もう少しすれば完全に治るな、と思ったところで、コンコンと寝室の扉をノックする音がした。
(ヤバイ……!)
翼を投げるには、起き上がって欄干から身を乗り出す必要がある。
だが、まだ立ち上がれない上に、そんな猶予は無い。
判断は一瞬だった。
ククールはテラスの凭れていた体をずらして手摺りを支える柵の間を摺り抜けるようにして倒れこみ、落下という手段で真下に脱出した。
そうして一か八か、落ちる瞬間手首を動かしてキメラの翼を投げる。
力の入らない腕でも、下に落ちる力が助けてくれる。
一瞬後、ほんの僅か、だがしっかりと浮力を得た翼が、そのまま発動した。
思わず内心でガッツポーズをする。
慌てた様子でテラスに駆け出してくる男を目の端に写しながら、ククールは光に包まれて空へと飛び立つ。
そうして、炎の上がる修道院の入り口へと戻った。
エイト達に面会は数日後だと教えてドニの宿屋を紹介し、見送ってから旅の準備をした。
念の為、修道院、特に院長の別館に念入りにマジックバリアやスカラを掛け、別館には更にマホカンタも掛ける。
あまり効果は無いだろうが、嫌がらせ程度にはなるだろう。
修道院全体にマホカンタを掛けた方がもっと効果があるのだろうが、教会内で癒しの力を振るうのに支障が出るかもしれないので諦める。
早朝、アスカンタまで飛んで馬を借り、遭遇する魔物を魔法で蹴散らしながら貴族の屋敷へ向かった。
魔法を覚えた状態で『戻って』これたのは良かった。
『前』の時は遠出には聖水を抱えて行ったものだ。
まあ、逃げまくっていたおかげですばやさも高かったのだが。
想定していたより時間的なロスもあまり無く、予定の時間より僅かに早く相手の屋敷に到着した。
庭の手入れをしていたメイドに用件を告げ、取り次いでもらう。
「やあ、よく来てくれましたな!」
そう言って自分を迎えた貴族は、予想していたよりもずっと貴族然としていた。
もっと強欲そうな、下碑た男を想像していたのだが、程よくガッシリとした体格をしたその男は、糊の効いた清潔そうなシャツに袖を通しており、整えた髪やヒゲには高潔さすら感じさせた。
ただ、その目だけはギラギラと野心的な輝きを見せている。
「ささ、早速ですが当家の礼拝堂はこちらです」
言って、ククールの背に手を回してきた。
触れる手に僅かに鳥肌が立つが、何とか顔に出さないようにする。
案内された礼拝堂は見事なものだった。
女神像はリブルアーチの一流職人が丹精込めて作った一品だろう。
並べられた椅子や、天井を支える石柱にも細やかな文様が刻まれている。
天井にも美しい絵画が描かれており、またステンドグラスや絨毯も非常に美しかった。
そのどれもが調和が取れており、しかも新しい。
出来上がったばかりのようだった。
「先日完成しましてな。最初に噂に名高い『賢者』殿に使って貰いたいと思いまして。無理を言って申し訳ない」
「いえ……」
礼拝堂の美しさに見蕩れながら、生返事をする。
肩を抱き寄せてくる男すら気にならない程の出来だった。
成金と聞いていたので、もっと金が掛かっている事をアピールするような、悪趣味な礼拝堂だと思っていたのに、また予想を裏切られた。
どうやらこの男、趣味やセンスは良いらしい。
しかし、ずっと見惚れているわけにもいかない。
貴族の男に祈祷の準備をするからと告げ、屋敷の者を全員呼ぶように頼んだ。
「主よ、この者に加護を……」
型に沿った祈祷をし、男や屋敷の使用人へ順々に祝福を与える。
杖を使った術『祝福の杖』だ。
『賢者』にしては小手先の猪口才な誤魔化しだが、意外に効果がある。
傷が癒え、疲れの取れた者は軽い驚きと共に、ククールの力を信じるわけだ。
全員に祝福を終え、祈祷を終了したところで、屋敷の主人から夕食の誘いを受ける。
基本的に、食事の誘いは受けることにしていた。
マルチェロからも常々「どんどん食って来い。そして食費を浮かせろ!」と言われているからだ。
正直、ククールもこれには同意する。
それに、祈祷の日は相手側のそれがある事を予定にしっかり組み込んでいるらしく、修道院にククールの分の食事が用意されないのだ。
後から一人寂しく自分の分だけ作るのも面倒であるので、食べていくのが効率的である。
食事はククールと主人の二人で取った。
男は独身で、結婚の予定も今のところ無いらしい。
「相手は目下募集中ですよ」などと軽口を振ってくる。
会話は流行や情勢についてで、口が上手いこともあって楽しかった。
正直、噂に聞いていた男の評判が嘘のようだ。
しかし。
(あ、まただ……)
時折、舐めるような、獲物を見定めるような目で自分を見ている。
その意味深さに気づかない振りをして、ニコリと笑って返しながら、不安を押し隠す。
だが、泊まっていけと言われたら速攻で断ろうとは思った。
帰りはルーラで一発だからと言えば、向こうも反論できまい。
食後の果実酒を注がれ、礼を言って口にしながら、そんな事を考える。
だが、少し遅かったようだ。
「夜も更けてきましたし、そろそろお暇し……ま……、…………?」
唐突に声が出なくなった。
いや、それどころか、段々と手足の感覚が無くなっていく。
マヒ状態だ。
「ああ、効いてきたようですね」
その口ぶりで理解する。
食事か酒に何か仕込んでいたらしい。
(初対面の相手にそこまでするかこのオヤジーーー!!)
パクパクと唇を動かすが、喉から漏れるのは呼吸音だけだ。
それすらも覚束なくなり、椅子から転げ落ちそうになった所を、近寄ってきた男に抱きとめられた。
男がベルを鳴らして使用人を呼ぶ。
少ししてやって来たメイドに、男が命じた。
「どうやら酔いが回ったらしい。休ませるので部屋の用意を頼む」
「……承知致しました」
メイドもククールが何をされたか察したのだろう。
しかし、雇われの身ゆえか、助けてはくれない。
立ち去るメイドを見送りながら、男がククールの頬に軽く口付ける。
「ふふ……、私は美しいものが好きでね。手に入れずにはいられないのだよ」
ぞわり
全身にトリハダが立った。
(キメェ……!)
キモイのとサムイのとで、ドン引きだ。
そうして無理やりに口を開かされ、何かを飲み込まされた。
「痺れ薬は即効性のものを使ったのでね。すぐ切れるだろうからこれは保険だよ」
どうやら薬のようだ。
催淫剤の一種だろうと見当をつける。
『昔』に使われたものに、似た味のものがあったからだ。
男はククールが薬を飲み込んだ事を確認すると、そのまま抱き上げて寝室へと運びこんだ。
ベッドに横たえられた後、男はシャワーを浴びに行くと言って部屋から出ていった。
一人残されたククールは、酷い焦燥に駆られる。
(マズイマズイマズイマズイ……)
このままでは本当に後ろの貞操が危ない。
それに本気で恐怖を覚える。
かつてはこんな行為、何とも思ってなかった。
だから自分でも、自分がこれほど焦っている事が少し不思議だった。
きっと、昔はそういう事に関して深く考えていなかったからだ。
いや、もしかしたらどこか感覚が麻痺していたか、無意識に感情を封じていたかしていたのかもしれない。
軽い男と言われた自分が、何故そこまでして修道院に居たのか理由を考えて、マルチェロの顔が浮かび、慌てて掻き消した。
自分がそんなに健気な性格なワケが無い。
それに、もしそうだとしてもあの男が自分に何かを返してくれるワケでも無いのだ。
そう、それを自分は知っている。
そんな事を考えている間に時間は過ぎ、痺れは段々と抜けてきた。
しかし、未だに舌は回らないし、歩くのも覚束ない状態だ。
それでも何とか脱出しないと、と考えたところで思い出す。
道中倒した敵が落としたキメラの翼を、服の隠しポケットに入れていた事を。
どうせならまんげつ草を落としてくれていれば、とも思ったが、チャンスには違いない。
杖こそ取られたものの、碌な所持品検査も無く放置されたのは、敬虔な修道士として暮らしていた自分に神が加護を与えてくれたからだと解釈して、ギシギシと身体を左右に揺らして動かし、反動をつけて寝台からゴロンと転がり落ちるようにして移動する。
幸い、寝室にはテラスに面した扉があり、しかもククールが動けないと踏んだのか、鍵も掛けられずに半開きになっていた。
ゴロンゴロンと何度か床を転がってテラスへの扉の前まで移動し、軽く体当たりして開ける。
テラスの端には屋根が張り出していないのを確認。
柵に乗りあがれば、障害物は無くなるだろう。
そこなら、キメラの翼を使える。
指はまだ殆ど動かないが、腕には何となく感覚が戻ってきた。
どうにかポケットに手を突っ込ませ、引っ掛けるようにしてキメラの翼を取り出す。
そうこうするうちに、手の感覚も多少戻ってきた。
キメラの翼を指の間に挟むようにして掴み、ずりずりと身体を起こして柵に凭れて座った状態になる。
無理をした所為か、何だかやけに疲れた。
あるいは先程飲まされた薬の影響が出始めたのかもしれない。
荒い息を抑えつつ、テラスの柵の間からちらりと外を見る。
真下は厩舎らしい。
ククールの乗ってきた馬が繋がれていた。
だが、こうなったら諦めるしかない。
足も喉も、もう少しすれば完全に治るな、と思ったところで、コンコンと寝室の扉をノックする音がした。
(ヤバイ……!)
翼を投げるには、起き上がって欄干から身を乗り出す必要がある。
だが、まだ立ち上がれない上に、そんな猶予は無い。
判断は一瞬だった。
ククールはテラスの凭れていた体をずらして手摺りを支える柵の間を摺り抜けるようにして倒れこみ、落下という手段で真下に脱出した。
そうして一か八か、落ちる瞬間手首を動かしてキメラの翼を投げる。
力の入らない腕でも、下に落ちる力が助けてくれる。
一瞬後、ほんの僅か、だがしっかりと浮力を得た翼が、そのまま発動した。
思わず内心でガッツポーズをする。
慌てた様子でテラスに駆け出してくる男を目の端に写しながら、ククールは光に包まれて空へと飛び立つ。
そうして、炎の上がる修道院の入り口へと戻った。
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